2011年7月25日月曜日

轆轤(ロクロ)の流儀

今日水引きした飯茶碗。手前中央はシッタの頭

今日(24日)は、午前中テニス、午後ゴスペルの練習、夕方はロクロ、と忙しい(笑)一日でした。その後夕食時にワインを飲んでしまったのでその後は使い物になりません。ともかく、ロクロを回しながら思った事。僕の流儀は「いいとこどり」だな。

僕が最初にロクロを習ったのは30年くらい前、石川県寺井町(当時)の九谷会館の研修所でした。主に焼き物業界の後継者が通う所ですね。当時師事していた萬年先生の仕事場ではほとんどロクロを使わなかったので、勉強の為に毎週日曜日に通っていたんです。その時の田中先生は京都風の薄くて端正な作風でした。

今通っている金津創作の森での師匠は創作の森内にアトリエを構える松井先生。沖縄の壺屋で修行された方で、ロクロは僕と逆の左回転です。また九谷の磁器と今やっている陶器では成型途中のコテ、ヘラの使い方や削りの時の乾燥度合いがだいぶ違います。

陶芸 ろくろ成形のツボ」の著者、杉山佳隆さんも今の師匠の一人かな。この本は著者本人が描いたマンガと写真による解説で面白いし分かりやすいんです。

それから「陶芸動画教室 大門」というWebサイト。成型の過程を動画で見る事ができるのでこちらも分かりやすい。削りが右回転で僕とは逆ですが。

どの師匠も少しずつやり方や使う道具が違うんですね。僕はそれぞれのやり方をマネして場面ごとにやりやすい方法を見つけるようにしています。

飯茶碗の水引き後シッピキで切った跡

この写真では1mmの段差ができちゃったけど、毎回ほぼ水平に切れるようになったのは「ろくろのツボ」にあったアドバイスのおかげです。コツはシッピキの根元を持つ方の左手人差し指で糸を支えて土にぴったりつけること。

九谷では確か右手で切り糸の根元を支えて左手で先端を持ち、土に手前から当てるという方法でしたが、なかなかこれがうまく出来なかったんですよね。

飯茶碗を削ったシッタ

違うと言えば、昔ならった九谷のやり方と、「ろくろのツボ」に載っているやり方、それに「陶芸動画教室 大門」に出て来るやり方、と削りに使うシッタがみな違います。「ろくろのツボ」では素焼きのシッタに直に削る器をかぶせているし、「大門」では全体が半乾きのシッタ。それにしても素焼きのシッタに直置きなんて、よくできるな。。

僕は素焼きのシッタに半乾きの粘土の頭を固定して使います。九谷会館で習った方法だし金津創作の森でも同様ですね。…ただ昔作った自作の素焼きのシッタがどこかに行ってしまったので、今は最近ホームセンターで見つけた小さい植木鉢を代わりに使っています。


というわけで楽しいロクロですが、水引きにしても削りにしてもドベや削り屑でまわりが汚れるので陶芸教室では自分の作業が終わったら次に使う人のためにロクロや作業台まわりをきれいに掃除しておくのがマナーですよね。

自分のアトリエでも同じで、その日の制作が終わったらロクロまわりをきれいに掃除し、道具類も洗っておきます。…次に使う人って?明日の自分です(笑)。

電源ケーブルも毎回抜きます。というのも、これまで使った事のある電動ロクロはターンテーブルの回転を止めていてもモーターのまわるブーンという音がけっこうしていたんだけど、このRK-3Dというロクロは静かで、特に回っていない時は全く音がしないので、電源スイッチを切るのを忘れてしまうんですね。先週も3日間の出張から帰ったらロクロの電源が入ったままでした^^;)。だから家でも創作の森の工房にならって必ず電源プラグをコンセントから抜いておくことにしたわけです。

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